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大勝軒、食べてないんですよね。
あまり有名すぎるお店は好まないローカルメンラーです。

でも一度は有名店でも食すのがモットーで、特に大勝軒とラーメン二郎

だけは気になっていてそのウチに食す！と思っていました。でも大勝軒の大将である山岸一雄さんが１日に８０歳、心不全でお亡くなりになっていました。昨日、お通夜が執り行われたそうです。

少しわだかまりがあります。

ローカルメンラーかつ、食べてもいないラーメン店をなぜ気にするのか？と言うところですがそれが私のラーメン感。

系列店でも元祖、しかも大将が手を加えているラーメンが好きです。特に大将の顔を伺いながらラーメンを食すのが通例儀式です。そうやって元祖を食べて、系列店でも食す。このやり方が好きです。

なぜ大勝軒に行っていなかったのかと言うと大将がもう１０年も前に引退していたから。そして元祖の東池袋大勝軒も店じまいをしてしまっていた事で系列店としては有名な大勝軒であっても興味がかなり薄い存在でした。

大将の抜けた系列店というものはだいたい名前を借りて儲け主義に走っていき、元祖のブランドを汚していくのが通例。案の定、バーガーチェーン店と提携して味も品格もないメニューを出したり、近所のショッピングモールのフードコートに恥ずかしげも無くバンバン出店していっているし。酷いバーガーとフードコートの大勝軒は買い物ついでに食べたけど案の定、不味かったし、大勝軒を食べたとも思っていません。

初代である山岸さんが生きているウチはもしかしたら山岸さんの作る大勝軒を食す機会があるのでは？と言う期待がありましたから、今回の訃報はちょっと寂しいものがある、と言う感じなのです。

食べている客の顔を伺う山岸さんの顔を生で見れなかったのは本当に悔やまれます。一生、大勝軒を食す機会が無くなったと思っています。

山岸さんのご冥福をお祈り致します。